原判決破棄 その他 重大
覚醒剤取締法違反,大麻取締法違反,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律違反被告事件
✦ AIによるわかりやすい解説
警察官が被告人の車から薬物を発見し逮捕した事件です。警察官が虚偽の報告書を作成して捜索令状を得た可能性があるのに、原判決がその事実を確認しないまま証拠を有効と判断したことが問題とされました。最高裁は原判決を破棄し、警察の手続に重大な違法がなかったかを改めて調べるよう命じました。
裁判要旨(原文)
警察官が,被告人の自動車内にチャック付きビニール袋を確認した旨の疎明資料を作成して同車に対する捜索差押許可状及び強制採尿令状を請求して上記各令状の発付を受け,同車内から覚醒剤等の薬物を差し押さえ,被告人から尿の任意提出を受けたなどの本件の事実経過(判文参照)の下では,同薬物並びに同薬物及び被告人の尿に関する各鑑定書の証拠能力の判断に当たり,警察官が上記ビニール袋は同車内になかったのに上記疎明資料を作成して上記各令状を請求した事実の存否を確定せず,その存否を前提に上記各証拠の収集手続に重大な違法があるかどうかを判断しないまま,証拠能力が否定されないとした原判決は,法令の解釈適用を誤った違法があり,刑訴法411条1号により破棄を免れない。 (補足意見がある。)
事件の基本情報
- 裁判所
- 最高裁判所第三小法廷
- 判決日
- 令和3年7月30日
- 事件番号
- 令和2(あ)1763
- 判決内容
- 不明